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エアコンの電気代を節約するつけっぱなしのコツは?夏冬の正しい使い方

エアコンの電気代を抑えたい人へ。つけっぱなしとこまめに消すのはどちらがお得か、設定温度・自動運転・フィルター掃除などの節約ワザを資源エネルギー庁などの一次情報をもとに中立に解説します。

本記事はプロモーションを含みます。

「エアコンの電気代がこわくて、つけっぱなしにすべきか、こまめに消すべきか迷う」。わたしも夏と冬になるたびに、毎月の明細を見てため息をついていました。新しいサービスやお得情報を調べるのが好きで、エアコンの使い方についても公的な省エネ情報をいろいろ読みあさってきたのですが、調べるほど「答えはひとつではない」とわかってきます。

この記事では、エアコンの電気代を抑えるための「つけっぱなしの是非」と具体的な節約ワザを、資源エネルギー庁などの一次情報をもとに、できるだけ中立にまとめます。夏の冷房・冬の暖房どちらにも触れていきます。最後に、家電の工夫だけでなく料金プランや電力会社の見直しという、もうひとつの節約の方向にもつなげますね。

この記事の内容は2026-06-21時点で確認した情報です。電気料金や節約の効果は、エアコンの機種・お住まいの断熱性能・地域・契約プランによって大きく変わります。実際の料金や最新の省エネ情報は、契約中の電力会社や各社・公的機関の公式サイトでご確認ください。

エアコンはつけっぱなしと、こまめに消すのとどちらが電気代が安い?

外出時間が短いならつけっぱなし、長いならこまめに消すほうが有利になりやすい、というのが省エネ検証の共通した結論です。「つけっぱなしが絶対お得」とは言い切れず、状況によって変わります。

理由はエアコンの電力の使い方にあります。エアコンは室温を設定温度に近づけようとする運転開始直後にもっとも多くの電力を使い、設定温度に達したあとは少ない電力で維持運転に切り替わります。つまり、短い外出のたびにオンオフを繰り返すと、そのたびに電力を多く使う「立ち上がり」が増えてしまうわけです。

ダイキンの検証では、外気温と設定温度の差が大きい日中(9時〜18時)は35分以内の外出ならつけっぱなしが有利、気温が下がる夜間(18時〜23時)は18分以内ならつけっぱなしが有利という目安が示されています(出典:ダイキン)。一方で、丸一日を想定した長時間の検証では、つけっぱなしが5.7kWh、こまめにオンオフが4.4kWhと、長い外出ではこまめに消したほうが消費電力が少なくなったという結果も出ています。

ここで大切なのは、これらはあくまで特定の条件下での目安だということです。断熱性能が高い家ほど室温が変わりにくく、つけっぱなしが有利に働きやすい傾向があります。逆に外気の影響を受けやすい家では、状況がまた変わってきます。

つけっぱなしが有利な状況・不利な状況は?

短時間の外出や外気との温度差が大きい時間帯はつけっぱなしが有利、長時間の外出や寝るだけの時間は消すほうが有利になりやすいです。下の表で整理しました。

状況 有利になりやすい使い方 理由
30分前後の短い外出(買い物など) つけっぱなし 再起動の立ち上がり電力を避けられる
日中の猛暑・厳寒で温度差が大きい つけっぱなし寄り 一度切ると室温が大きく動き、再加熱・再冷却の負担が増える
数時間の外出 こまめに消す 維持運転を続けるより止めたほうが消費が少なくなりやすい
就寝中・終日不在 消す/タイマー活用 必要のない時間まで運転を続けない
断熱性能が高い住宅 つけっぱなし寄り 室温が変わりにくく維持運転のコストが小さい

表のとおり、「短い外出はつけっぱなし、長い不在は消す」を使い分けるのが、もっとも効率のよい考え方です。自分の生活リズムに当てはめて、外出が30分前後で収まりそうならつけたまま、数時間出かけるなら消す、と整理しておくと迷わなくなります。

ただし、ここでの「○分なら有利」という数字は機種や環境で前後します。あくまで判断の出発点として使ってください。

エアコンの設定温度を変えると電気代はどれくらい変わる?

冷房は設定温度を1度上げると約13%、暖房は1度下げると約10%の消費電力量が削減されると見込まれています(出典:資源エネルギー庁)。設定温度の見直しは、いちばん手軽で効果が見えやすい節約ワザです。

資源エネルギー庁の省エネポータルでは、目安として夏の冷房は28度、冬の暖房は20度が紹介されています。たとえば外気温31度のとき、冷房の設定温度を27度から1度上げると年間で約30kWhの省エネ、外気温6度のとき暖房を21度から20度にすると年間で約53kWhの省エネになるという試算が示されています。

数字だけ見ると「もっと我慢すればもっと安くなる」と考えたくなりますが、ここは注意が必要です。真夏や真冬に電気代を気にして冷暖房を我慢しすぎると、熱中症や低体温など体調を崩すリスクが高まります。節約は健康あってのものなので、無理のない範囲で、体調と相談しながら設定温度を調整してくださいね。

季節 目安の設定温度 1度の見直しによる削減の目安
夏(冷房) 28度前後 1度上げて約13%の消費電力削減
冬(暖房) 20度前後 1度下げて約10%の消費電力削減

設定温度は「室温」とは別物で、エアコンが体感する温度や風量によっても変わります。設定をいきなり大きく変えるより、1度ずつ試して快適さと電気代のバランスを探るのがおすすめです。

自動運転と弱運転、電気代が安いのはどっち?

多くの場合、風量は「自動運転」に任せたほうが結果的に電気代を抑えやすいとされています。弱運転に固定するより効率がよくなりやすいからです。

エアコンの電力を多く使うのは、前のとおり室温を設定温度に近づける立ち上がりの時間です。自動運転は、立ち上がりに強い風で一気に設定温度へ近づけ、達したあとは弱い運転に切り替えます。一方、最初から弱風に固定すると設定温度に届くまで時間がかかり、その分だけ立ち上がりの時間が長引いて、かえって電力を多く使ってしまうことがあります。

「弱運転のほうが電気を使わなそう」というイメージとは逆の動きになりやすいわけですね。風量は自動に任せて、設定温度のほうで調整するのが効率的だと覚えておくと迷いません。

フィルター掃除でどれくらい電気代が変わる?

フィルターが目詰まりしていると冷暖房の効率が落ち、電力を余計に使います。資源エネルギー庁の試算では、フィルターを清掃した場合としない場合で年間約32kWhの省エネ差が示されています(出典:資源エネルギー庁)。

フィルターにホコリがたまると風の通りが悪くなり、エアコンは設定温度に届かせようと余計にがんばります。これが電気代に効いてくるわけです。2週間に1回くらいを目安にフィルターを外して掃除機でホコリを吸うだけでも、効率の低下を防げます。

掃除のときは、必ず電源を切ってから作業してください。水洗いしたフィルターは、しっかり乾かしてから戻すのも忘れずに。手間は小さいのに効果が見込めるので、節約ワザのなかでも優先度が高いものです。

室外機まわりの工夫で電気代は下がる?

室外機の前に物を置かない、直射日光を避けるといった工夫で、冷暖房の効率が上がりやすくなります。室外機は熱を外に逃がす役割を担っているため、まわりがふさがっていると効率が落ちます。

夏の冷房では、室外機が熱を放出しにくくなると冷房効率が下がります。直射日光が当たり続ける場所なら、室外機本体に風が当たるのは妨げないようにしつつ、すだれや日よけで日差しをやわらげると負担を減らせます。室外機の吹き出し口の前にプランターや荷物を置いていると風がこもるので、まわりは空けておきましょう。

ただし、室外機をカバーで覆ってしまうと逆に放熱を妨げて効率を落とすことがあります。「日差しは避けるが、風の通り道はふさがない」が基本です。

サーキュレーターや扇風機を併用すると節約になる?

部屋の空気をかき混ぜて温度ムラをなくすことで、エアコンの設定温度を無理に上げ下げしなくても快適に感じやすくなり、結果として節約につながりやすいです。

冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまります。夏は床付近に冷気がたまって「足元は寒いのに上は暑い」、冬は天井付近に暖気がたまって「頭は暖かいのに足元が冷える」といったムラが起きがちです。サーキュレーターや扇風機で空気を循環させると、このムラがやわらいで部屋全体が均一に近づきます。

夏はエアコンに向けて風を送る、冬は天井にたまった暖気を下ろすように上向きに風を送る、と季節で向きを変えるのがコツです。サーキュレーター自体の消費電力はエアコンに比べてずっと小さいので、併用してエアコンの負担を減らせれば、トータルで電気代を抑えやすくなります。

夏の冷房と冬の暖房で、節約のポイントはどう違う?

基本の考え方は共通ですが、冬の暖房は外気との温度差が大きくなりやすく、消費電力が増えやすい点に注意が必要です。

資源エネルギー庁の試算でも、冷房を1日1時間短縮すると年間約580円、暖房を1日1時間短縮すると年間約1,260円おトクという目安が示されており、暖房のほうが削減額が大きく出ています。冬は室内と外気の温度差が大きく、設定温度に近づけるための電力がかさみやすいためです。

季節 押さえたいポイント
夏(冷房) 設定温度28度前後・室外機の日よけ・サーキュレーターで冷気を循環
冬(暖房) 設定温度20度前後・厚着や加湿で体感温度を上げる・暖気を下に循環

冬は厚着をしたり加湿で体感温度を上げたりすることで、設定温度を無理に上げなくても暖かく過ごしやすくなります。とはいえ、冬の節約も健康優先です。寒さを我慢しすぎると低体温や血圧の急変につながることもあるので、高齢の方や小さなお子さんがいるご家庭では特に、適切な室温を保つことを優先してくださいね。

家電の工夫のほかに、電気代を下げる方法はある?

エアコンの使い方を見直すのは効果的ですが、それと同じくらい効くのが料金プランや電力会社そのものの見直しです。同じ使い方でも、契約しているプラン次第で1kWhあたりの単価が変わるからです。

エアコンは家庭の電力消費のなかでも割合が大きい家電です。だからこそ、使い方の改善で「使う量」を減らすのと並行して、契約の見直しで「単価」を下げると、節約の効果が積み上がります。たとえば在宅時間が長い人と、日中ほとんど留守の人とでは、向いている料金プランが違うこともあります。

電気代を本気で下げたいなら、エアコンの節約ワザに加えて、電気代の節約全体の考え方や、電力会社の比較もあわせてチェックするのがおすすめです。使い方の改善とプランの見直しは、どちらか一方ではなく両方やると差が出ます。

まとめ:エアコンの電気代節約は「使い方×プラン見直し」で

エアコンのつけっぱなしは「絶対お得」でも「絶対損」でもなく、短い外出はつけたまま、長い不在は消す、と使い分けるのが基本です。これに設定温度の見直し・自動運転・フィルター掃除・室外機の工夫・サーキュレーター併用を組み合わせれば、無理なく電気代を抑えやすくなります。ただし真夏・真冬は節約より体調を優先し、適切な室温を保つことを忘れないでくださいね。

そして、使い方の工夫と同じくらい効くのが料金プランの見直しです。両方をあわせて取り組むのが、いちばん確実な節約だとわたしは思います。


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よくある質問

Q. エアコンはつけっぱなしと、こまめに消すのとどちらが電気代が安いですか?
A. 外出時間によって変わります。30分前後の短い外出ならつけっぱなしが有利になりやすく、数時間の長い外出なら消したほうが有利になりやすいです。エアコンは運転開始直後に電力を多く使うため、状況に応じた使い分けがいちばん効率的です。

Q. 冷房と暖房の設定温度は何度が目安ですか?
A. 資源エネルギー庁の省エネポータルでは、夏の冷房は28度前後、冬の暖房は20度前後が目安として紹介されています。冷房は1度上げると約13%、暖房は1度下げると約10%の消費電力削減が見込まれます。ただし真夏・真冬は体調を優先し、無理のない範囲で調整してください。

Q. 風量は自動運転と弱運転のどちらが節約になりますか?
A. 多くの場合は自動運転のほうが結果的に電気代を抑えやすいとされています。自動運転は立ち上がりに強い風で一気に設定温度へ近づけ、達したあとは弱運転に切り替えるため効率がよくなりやすいからです。最初から弱風に固定すると、設定温度に届くまで時間がかかり、かえって電力を使うことがあります。

Q. フィルター掃除はどれくらいの頻度ですればいいですか?
A. 2週間に1回程度を目安に、掃除機でホコリを吸うだけでも効果が見込めます。資源エネルギー庁の試算では、フィルターを清掃した場合としない場合で年間約32kWhの省エネ差が示されています。掃除の際は必ず電源を切ってから作業してください。

Q. エアコンの工夫以外で電気代を下げる方法はありますか?
A. 料金プランや電力会社の見直しが効果的です。同じ使い方でも契約プランによって1kWhあたりの単価が変わるため、使い方の改善で「使う量」を減らし、プランの見直しで「単価」を下げると節約効果が積み上がります。最新の単価やプランは各社の公式サイトでご確認ください。


※本記事は一般的な省エネ情報をまとめたものであり、特定の効果や節約額を保証するものではありません。電気料金や節約の効果は、エアコンの機種・住宅の断熱性能・地域・契約プランなどによって異なります。記載の情報は2026-06-21時点のもので、最新の情報は契約中の電力会社や資源エネルギー庁などの公的機関の公式サイトでご確認ください。冷暖房は健康・安全を優先し、真夏・真冬は熱中症や低体温の予防のため適切な室温を保ってください。

参考(一次情報)
- 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調(エアコン)」
- 環境省 クールビズ・ウォームビズ(省エネと健康に配慮した室温)
- ダイキン工業 ハウジングエアコン総合情報「つけっぱなしとこまめな入り切りの比較検証」