ガス代節約の方法|給湯・お風呂の使い方で無理なく抑えるコツ
ガス代の多くを占める給湯(お風呂・シャワー・キッチン)の節約ワザを中立に解説。設定温度や追い焚き、シャワー時間、節水シャワーヘッドの工夫から、都市ガスとプロパンの料金事情、ガス会社・プランの見直しまでまとめました。
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毎月の請求を見て、「ガス代って、こんなに高かったかな」と感じることはありませんか。わたしも一人暮らしを始めたころ、冬のガス代が夏の倍以上になっていて驚いた記憶があります。新しいサービスやお得情報を追いかけるのが好きなわたしですが、こういう毎月かかる固定費こそ、使い方を少し見直すだけで効いてくるんですよね。
この記事では、ガス代の多くを占める「給湯」、つまりお風呂・シャワー・キッチンまわりの使い方に絞って、無理なく続けられる節約のコツをまとめました。我慢して体調を崩しては本末転倒なので、安全への配慮もあわせてお伝えします。最後には、使い方の工夫だけでは限界があるときに効いてくる「ガス会社・プランの見直し」にもつなげていきますね。
この記事の情報は2026-06-21時点の調査にもとづいています。ガスの料金や節約効果は、お住まいの地域・ガスの種類・給湯機器・使用状況によって大きく変わります。具体的な料金や最新の情報は、契約中のガス会社や各社公式サイトで必ずご確認ください。
ガス代はそもそも何に一番使われているの?
家庭のガス消費でもっとも大きいのは「給湯」です。資源エネルギー庁の省エネ関連情報でも、家庭のエネルギー消費のうち給湯が大きな割合を占めるとされています。
つまり、お風呂を沸かす・シャワーを使う・キッチンでお湯を出す、といった「お湯をつくる」場面がガス代の中心になっているということです。コンロでの調理も使いますが、消費量で見ると給湯のほうがずっと大きいのが一般的です。
だからこそ、ガス代を抑えたいときに最初に見直したいのは給湯まわり。逆に言えば、お風呂やシャワーの使い方を少し工夫するだけで、家計への効き目が出やすい場所でもあります。次の章から、具体的なワザを順番に見ていきましょう。
お風呂のお湯はどう使えば節約になるの?
入浴は「お湯を沸かしてから冷めるまでの時間」を意識すると、ムダを減らせます。家族がいるなら、できるだけ間をあけずに続けて入るのが基本です。
お湯は時間がたつほど冷めていき、冷めたぶんを追い焚きで温め直すとそのたびにガスを使います。家族の入浴時間がバラバラだと、追い焚きの回数が増えてしまいがちです。みんなが近い時間に続けて入れば、追い焚きを減らせます。
また、お湯を張る量を見直すのも有効です。浴槽にいっぱいまで張らなくても、肩までつかれる程度に少し控えめにするだけで、沸かすお湯の量が減ります。半身浴を取り入れて湯量を抑えるのも一つの方法です。ただし、寒い時期に無理に湯量を減らして体が冷えてしまうと逆効果なので、季節や体調に合わせて調整してくださいね。
ふた付きの浴槽なら、入浴のあいだもこまめにふたを閉めると、お湯の冷めかたがゆるやかになります。保温シートを浮かべるのも、追い焚きの回数を減らす助けになります。
追い焚きと入れ替え、どっちが得なの?
一概には言えませんが、「すぐにまた入るなら追い焚き、長時間あくなら状況による」と考えると整理しやすいです。
追い焚きは、残っているお湯を温め直す仕組みです。少し冷めた程度のお湯を温め直すなら、新しく沸かし直すよりガスの使用量を抑えられることが多いです。一方で、一晩おいて完全に冷え切ったお湯を追い焚きで温め直すと、結局たくさんのガスを使うことになります。
長時間あいてしまった場合は、冷えたお湯を温め直すよりも、新しく適量を入れ直したほうが結果的にムダが少ないケースもあります。お湯の冷め具合と、次に入るまでの時間を見て選ぶのがコツです。
なお、追い焚き機能の有無や効率は給湯機器によって異なります。効果の出かたは機種や環境によって変わるため、ご家庭の機器の取扱説明書もあわせて確認してみてください。
シャワーの使い方で本当に変わるの?
変わります。シャワーは「出しっぱなしの時間」を減らすほど、ガス代と水道代の両方に効いてきます。
体を洗っているあいだや髪に泡をなじませているあいだ、シャワーを止めるだけでもお湯の使用量は減ります。こまめに止めるのが面倒に感じるなら、止水ボタン付きのシャワーヘッドにすると、手元でさっと止められて続けやすくなります。
シャワーの時間そのものを少し短くするのも効果的です。たとえば1日のシャワー時間を数分縮めるだけでも、毎日積み重なれば月単位ではまとまった差になります。家族の人数が多いほど、この差は大きくなります。
ただし、シャワーだけで済ませると、湯船で温まる入浴より体が温まりにくいこともあります。寒い季節は無理にシャワーだけにせず、湯船で温まることも大切にしてください。節約と健康のバランスを取りながら、続けられる範囲で取り入れるのがおすすめです。
給湯の設定温度は下げたほうがいいの?
使う場面に合わせて、必要以上に高い設定にしないことがポイントです。
給湯器の設定温度を高くしておくと、その温度までお湯を沸かすぶんガスを多く使います。シャワーや手洗いでは、季節に合わせて無理のない範囲で設定温度を見直すと、ムダな加熱を減らせます。夏場はとくに、高めの設定のままだと使っていないつもりでもガスを使ってしまいがちです。
キッチンでも同じです。食器洗いのとき、熱すぎるお湯を使う必要がない場面では設定温度を少し下げる、あるいは水で洗えるものは水で洗うと、給湯の使用量を抑えられます。油汚れなどお湯が必要な場面と、そうでない場面を分けて考えると続けやすいです。
設定温度の下げすぎで使い勝手が悪くなったり、衛生面で気になったりする場合は、無理をしないでください。あくまで「使っていない場面で高温のままにしない」という発想で十分です。
節水シャワーヘッドは効果があるの?
多くの場合、お湯の使用量を抑える助けになります。ただし効果のあらわれかたは製品や使い方で差があります。
節水シャワーヘッドは、水の出る穴を工夫して、少ない水量でも勢いを感じられるように作られています。使うお湯が減れば、その分お湯を沸かすガスも減るので、ガス代と水道代の両方に効く可能性があります。止水ボタン付きのものなら、こまめに止める習慣ともあわせやすいです。
一方で、「水圧が弱く感じて結局長く浴びてしまう」と、せっかくの効果が薄れてしまうこともあります。製品によって水量や使い心地はさまざまなので、レビューや仕様をよく確認してから選ぶと失敗しにくいです。具体的な節約額は使用状況によって異なるため、「必ず○円下がる」とは言い切れない点は知っておいてくださいね。
下の表に、給湯・お風呂まわりの主な節約ワザと、取り組みやすさ・効果の目安をまとめました。あくまで一般的な傾向で、実際の効果は環境によって変わります。
給湯・お風呂まわりの節約ワザ早見表
| 節約ワザ | 取り組みやすさ | 効果の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 家族が続けて入浴する | かんたん | 中〜大 | 入浴時間の調整が必要 |
| 浴槽の湯量を控えめにする | かんたん | 中 | 寒い時期の冷えに注意 |
| ふた・保温シートを使う | かんたん | 小〜中 | お湯の汚れに配慮 |
| シャワーをこまめに止める | かんたん | 中 | 続ける工夫があると◎ |
| シャワー時間を短くする | ふつう | 中 | 寒い季節は湯船も活用 |
| 給湯の設定温度を見直す | かんたん | 小〜中 | 衛生・使い勝手に配慮 |
| 節水シャワーヘッドに替える | ふつう | 中 | 製品で差がある |
| 食器洗いで水を活用する | かんたん | 小〜中 | 油汚れはお湯で |
キッチンのガス代も減らせるの?
減らせます。調理は給湯ほど消費が大きくありませんが、ちょっとした使い方で積み重なります。
コンロを使うときは、鍋やフライパンの底からはみ出さない火加減にすると、ムダな加熱を防げます。火が鍋底からはみ出していると、その分のガスは加熱に使われず逃げてしまいます。中火で十分なことも多いので、火力を上げすぎないのがコツです。
鍋にふたをして加熱すると、お湯が早く沸いたり、煮込みが効率よく進んだりして、加熱時間を短くできます。また、野菜の下ゆでなどは電子レンジで下準備しておくと、コンロを使う時間を減らせます。お湯を沸かすときは、必要な量だけ沸かすのも基本です。
食器洗いの給湯については前の章でも触れましたが、キッチンは「お湯」と「コンロ」の両方でガスを使う場所です。どちらも少しずつ意識すると、合計では意外と効いてきます。
冬の節約で気をつけることは?
節約のために我慢して、体調を崩さないことが何より大切です。とくに冬の入浴では、ヒートショックに注意してください。
ヒートショックは、暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室へ移動したときなど、急激な温度差で血圧が大きく変動して体に負担がかかることをいいます。高齢の方がいるご家庭ではとくに気をつけたいポイントです。
ガス代を抑えたいからといって、脱衣所や浴室を冷え切ったままにするのはおすすめしません。入浴前に脱衣所を暖めておく、浴室にシャワーでお湯をまいて温めておくといった対策をしたうえで、湯量や温度を工夫してください。寒い時期に湯船を控えすぎて体が冷えると、かえって体調を崩しかねません。
節約はあくまで「無理なく続けられる範囲」で。健康や安全を優先しながら、できるところから取り入れるのが、結局いちばん長続きします。
使い方を工夫してもガス代が高いときは?
使い方の工夫には限界があります。そこからさらに抑えたいなら、「ガスの種類」と「契約しているガス会社・プラン」の見直しが効いてくることがあります。
ここで知っておきたいのが、ガスには大きく「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」があり、料金事情が違うという点です。都市ガスは地域の導管で供給され、プロパンガスはボンベで各家庭に届けられます。
プロパンガスは、供給する会社によって料金にかなり差が出やすいのが特徴です。同じ地域でも会社ごとに価格設定が異なることがあり、「気づかないうちに割高なまま契約していた」というケースもあります。一方の都市ガスも、自由化によって会社やプランを選べるようになりました。
もし「使い方はかなり工夫しているのに、それでもガス代が高い」と感じるなら、料金そのものを見直す価値があります。ただし、乗り換えには契約条件や解約に関する取り決めがある場合があります。プロパンガスは設備の所有や契約の取り決めが会社によって異なることもあるので、解約金の有無や条件は事前に各社公式で確認してください。
ガス会社の選び方や比較のポイントは、別の記事でくわしくまとめています。あわせて、電気とガスをまとめて契約する「セット割」も、条件が合えば家計の見直しに役立ちます。気になる方はそちらものぞいてみてくださいね。
よくある質問
Q. ガス代の節約は給湯から見直すべきですか?
はい、家庭のガス消費は給湯が大きな割合を占めるため、お風呂・シャワー・キッチンのお湯の使い方から見直すと効き目が出やすいです。コンロの調理も工夫の余地はありますが、まずは給湯まわりがおすすめです。
Q. 追い焚きとお湯の入れ替えはどちらが節約になりますか?
少し冷めた程度ですぐ次に入るなら追い焚きが有利なことが多いですが、一晩あいて完全に冷え切ったお湯を温め直すと多くのガスを使います。冷め具合と次に入るまでの時間で選ぶとよいです。効果は機器によっても変わります。
Q. 節水シャワーヘッドは本当にガス代が下がりますか?
お湯の使用量を抑える助けになり、ガス代と水道代の両方に効く可能性があります。ただし製品や使い方によって効果は異なり、「必ず○円下がる」とは言い切れません。水圧の感じ方や仕様を確認して選んでください。
Q. プロパンガスが高いのですが節約できますか?
使い方の工夫で消費を抑えるほか、プロパンガスは会社による料金差が大きいため、料金そのものの見直しが有効なことがあります。乗り換え時は解約の取り決めや設備の契約条件を各社公式で確認してください。
Q. 冬にガス代を節約するとき注意することはありますか?
ヒートショックに注意してください。脱衣所や浴室を暖めてから入浴し、湯量や温度の節約は無理のない範囲で。我慢して体を冷やすと体調を崩しかねないので、健康と安全を優先して続けられる方法を選びましょう。
まとめ
ガス代の中心は給湯です。家族が続けて入浴する、湯量や設定温度を見直す、シャワーをこまめに止める、節水シャワーヘッドを取り入れる――こうした使い方の工夫を積み重ねると、無理なく家計に効いてきます。
ただし、冬の入浴ではヒートショックに気をつけて、節約のために我慢しすぎないことが大切です。そして、使い方を工夫してもガス代が高いと感じるなら、都市ガスとプロパンの違いを踏まえつつ、ガス会社・プランの見直しという選択肢もあります。
毎月の固定費は、一度見直すと効果が続くのがうれしいところ。できるところから、気軽に試してみてくださいね。
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免責事項
本記事は2026-06-21時点で調査した一般的な情報をもとに作成しています。ガスの料金体系や節約効果は、お住まいの地域・ガスの種類(都市ガス/プロパンガス)・給湯機器・使用状況によって異なり、将来変更される場合があります。記載内容は特定の節約額や効果を保証するものではありません。契約や乗り換えの判断にあたっては、契約中のガス会社や各社公式サイトの最新情報を必ずご確認ください。健康・安全に関わる入浴時の注意は、ご自身やご家族の体調に合わせて無理のない範囲で行ってください。
出典(一次情報)
- 資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」家庭の省エネ・給湯に関する情報
- 資源エネルギー庁「エネルギー白書」家庭部門のエネルギー消費に関する情報
- 環境省「ヒートショック予防・冬の入浴に関する注意喚起」